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 私達は都内渋谷区にある柔整学校(花田学園日本柔道整復専門学校)の卒業生ですが、最近見るに見かねることがありましてこのHPを開設することにしました。このHPへの実際の書き込みは私がみんなの意見を代表して書かせていただくことになりました。私のハンドル名は「柔学」です。このHPをみて御意見、御要望のある方はメールをください。

 私達が問題にしているのは、現在多くの柔整学校や鍼灸(あマ指)学校といった医療専門学校で公然と行われている2クラス合同授業(定員超過授業)についてです。最初にことわっておきますが、医療専門学校のなかにも不正を行わずまじめに学校経営を行っている学校が多くあることも事実です。このHPで私達が問題にしているのは不正を行っている医療専門学校です。誤解のないようにお願いします。
 それから、私達の母校で2クラス合同授業を行っていた櫻井康司校長先生(当事全国柔道整復学校協会会長でもあった)が、生徒に2クラス合同授業について釈明したことがあります。私達はその釈明を録音したテープを偶然入手することができました。釈明内容については、「櫻井校長の釈明」ページで櫻井校長先生自身の音声として、聞くことができるようになっています。この釈明を聞くと、櫻井校長が2クラス合同授業を違法行為と自覚していながら続けていたことがわかります。私達は2クラス合同授業という不正が公然と行われているのを、広く社会に認識してもらうためにこの録音内容を公開することにしました。

 先日、柔整学校等の医療専門学校における2クラス合同授業について弁護士に相談してみたところ、基本的に2クラス合同授業は明らかに重大な法律違反であり、たまに2クラス合同授業になってしまうのは例外として認められることも考えられるが、それぞれの授業科目において2クラス合同授業が基本的に普段から行われているとしたら大問題である、ということでした。もし2クラス合同授業が問題ない可能性があるとしたら、それは柔道実技の科目だけであろう、とも言っておりました。
 東京都内の柔整学校や鍼灸(あマ指)学校等の医療専門学校においては東京都が隔年ごとに各学校を視察しているそうですが、都内のこれらの学校で不正を行っている学校は東京都の視察を長年欺きながら違法行為を続けてきたことになります。よく柔整師による保険の不正請求等が問題になりますが、柔整師を養成する専門学校では違法な経費削減が長年にわたって堂々と行われてきたのです。このような不正を行っている柔整学校が生徒にいくら保険の不正請求はやってはいけない、などと指導したところで何の説得力もありません。同窓生達も、学園は不正な医療教育を日常的に行っていながら、生徒には不正はいけない、などと偉そうなことを言うな、と怒っていました。私立であろうが公立であろうが、もし中学校や高校で2クラス合同授業が普段から当たり前のように行われていたらまちがいなく大問題になります。例外的に一般の大学は法律上、合同授業等が認められているそうです(※下記参照)。しかし医療専門学校は法律によって授業を行う単位である1クラスの生徒人数が、柔整とか鍼灸(あマ指)といった各種医療専門学校毎に決められています。税金を優遇されているだけでなく公的補助金までもらっている学校法人がそのような違法な経費削減をしていいはずがありません。2クラス合同授業を行っている医療専門学校は不正な経費削減はやめるべきです。
 私達のクラスメートだった者に柔整学校在学中、正規の授業を受けたく思い学校の不正を改めさせようと実際に行動した者がいます。彼は平成7年12月に霞ヶ関の厚生省(現厚労省)を訪れ、自分が通っていた柔整学校(花田学園日本柔道整復専門学校)の不正授業について説明したうえで、改めさせてくれるように陳情しています。このとき厚生省で対応したのは健康政策局(当時、現在は医政局)医事課医事係の今井悟主査(当事:後に社会保険庁に異動、社保庁解体後は年金局に在籍)です。
 生徒からの陳情を受けた今井氏は、あろうことか花田学園の不正隠蔽に協力しました。その結果、陳情した生徒は、その後花田学園で酷い扱いを受けることになりました。当然、花田学園の不正も一部だけが、しかもごく短期間だけ改められただけでした。当時、国民の健康を守るのが仕事の厚生省で、主査をしていた今井氏は、自分が花田学園の不正隠蔽に協力した結果、陳情にきた生徒が、その後学校内でどのような扱いを受けることになるのかを、少しは真剣に考えたことがあったのでしょうか?

 よりによって国民の健康を守るべき厚生省の主査が、花田学園の悪質な不正隠蔽に協力していたわけで、厚生省としてもそのような良識のない人間を厚生省においておくわけにはいかなかったのでしょう。陳情から数年後には今井氏は社会保険庁に出向になっています。今井氏には公務員としての正しい自覚を持ち、二度と不正隠蔽に協力することのないようにしていただきたいです。
 厚生省の職員だった今井氏は、くれぐれも花田学園の不正隠蔽のために、不正を訴えにきた生徒を犠牲にしたことだけは忘れないでください。そして当時主査にして、お上意識まる出しだった今井氏は、税金から給与をもらっている公僕という立場だということもしっかりと自覚しておいてください。今井悟氏の給料を払っているのは花田学園ではありません。
 今井氏の例は、公務員が一度不正隠蔽に協力すると、たとえ何年経とうともあるいは異動になろうとも、隠蔽に協力した事実からは逃れられない、という見本です。もちろん不正隠蔽の自覚のある今井氏は花田学園同様表立って抗議もできません。学園関係者が裏でこそこそ動きまわっていますが、そのことが余計に今井氏の隠蔽協力に関する記載を多くさせています。今後場合によっては、今井氏の音声も櫻井康司校長同様、公開することも考えています。

 私達はこのときの告発を録音したテープを聞かせてもらいましたが、彼の言っていることは正しく何もまちがったことは言っていません。当時不正を告発されたこの学校ではこの告発に困り、厚生省に不正を訴えた生徒を精神病患者にしたてあげ、彼の告発を精神病患者の狂言としてごまかそうとしました。私達は当時の彼のことをよく知っていますが、彼が精神的に問題があったということは全くありません。彼はこのときの櫻井校長先生のやり方に強いショックを受け、その後しばらく人間不信に陥っていましたが、それ以外は特に問題もなく普通に学校に通い、数ヵ月後の国家試験に危なげなく合格し、精神病患者は取得できないはずの柔整師の免許を取得しています。不正の是正をもとめての告発という正しいことを行ったはずなのに、不正を告発されて困った学校の校長先生に精神病患者にしたてられた彼の気持ちを考えると人間不信になるのは当然のことであると思います。また彼の精神的な心の痛みは相当なものであったことと思います。このときの顛末としては結局、校長先生のやり方に怒った私達により、私達の学校以外の生徒達とも連絡をとりあい、厚生省に電話や手紙、FAXで不正を訴えることで、多くの柔整学校で行われていた合同授業を改めさせることができました。当時この不正は単に全国の柔整学校で改められるようになっただけでなく、同様の不正が広く行われていた鍼灸(あマ指)等の専門学校にも波及し不正が改められることになりました。
 ところがその後、ほとぼりが冷めたと考えてしまったのでしょう、多くの柔整学校や鍼灸(あマ指)学校において、平成12年4月に入学した生徒から不正授業が再開され始めました。私達は一度は医療専門学校の不正を正した者として、あるいは櫻井校長が当時私達のクラスメートを精神病患者にしたてるまでして不正を隠し通そうとした事実や、未だにそのことを元クラスメートに謝罪してもいないことから、この様な医療教育の重大な不正が復活しているのを黙ってみているわけにはいきません。
 現在、不正授業を受けている医療専門学校の生徒の皆さん方のなかで、ちゃんと正規の授業を受けたいと思う人は、監督庁である厚生労働省医療政策局医事課に電話をすれば、厚労省としても立場上、このような告発があれば不正を是正させないわけにはいかないそうです。自分の学校の不正を訴えることになりますから匿名でも大丈夫です。それでも心配な人は手紙で不正の内容をなるべく詳しく記して送れば大丈夫です。厚労省の住所や電話番号は「関係法規」ページに記してあります。
 今後医療専門学校に入学を希望する人がいましたら、入学を考えている学校が不正授業を行っていないか調べてみたほうがよいと思います。約30人授業と約60人授業では大きな違いがあります。冒頭にも書きましたが、医療専門学校もすべての学校で不正授業が行われているわけではありません。不正授業など行わずまじめに経営されている学校も多くあります。入学後、後悔することのないように学校選びは慎重にした方がよいと思います。

 在校生の皆さんに是非とも知っておいてもらいたいことがあります。花田学園は不正の隠蔽を続けるためには何でもします。不正を訴えた生徒を平気で精神病患者に仕立て上げ、訴えを精神病患者のたわ言ですませようとします。 医療教育者としての良心をもった人間には到底できないことであり、花田学園以外の学校ではありえません。花田学園は医療専門学校とは名ばかりの恐ろしい学校です。

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